あがり症克服~緊張しないことがゴールではない~


こんにちは。
自分らしく生きるためのカウンセリング 心理カウンセラーの田中ここみです。


私は今でこそ、心理カウンセラーとして、人さまの悩みに寄り添う仕事をしていますが、実は私自身も、かつては過緊張やあがり症に苦しんだ一人です。

私の場合、ちょっと厄介でした。

もともと「緊張しやすいタイプ」だと思っていたわけではありません、。むしろ、人前に立つことも嫌いではなく、どちらかというと「自分が前に出て、場を主導したい」と思うタイプでした。それなのに、社会人5年目くらいになって、突然「あがる」ようになったのです。そこからは、まるで坂を転げ落ちるように、あがり症に支配される時間が続きました。

「またあがったらどうしよう」
「今度はうまくできるだろうか」

そんなことばかりが気になる。そして、何とかしようと、いろいろな方法を試しました。10年以上、試行錯誤しました。結構なお金もかけました(笑)。

でも、なかなか抜け出せない。そんな私が、もがき続けた末に、ある日ふと、克服のきっかけを掴むことができました。自分だけのきっかけさえつかめたら、強い!と実感できた体験談ですので、良かったら最後までご覧ください。

「誰かの正解」を追いかけても、克服できないのかもしれない

当時の私は、

「こうすれば緊張しない」
「こうすればあがらない」
「こう考えれば大丈夫」

そんな情報を見つけては、必死に取り入れようとしていました。

でも、ちょっと待てよ。

あがり症の原因って、みんな同じなの?私と、ほかの人の「あがる理由」って、違うんじゃないかな?そう考えるようになりました。

あがり症といっても、

人前で失敗することが怖い人。
人からどう見られるかが気になる人。
完璧にできない自分を許せない人。
過去の経験から、人前に立つことに強い不安を感じる人。

いろいろな人がいます。

だったら、

誰かにとって効果があった方法が、そのまま自分にも当てはまるとは限らない。

そして私は、「自分が納得できることを、自分で見つけるしかない」

そこで、まず考えたのが、この3STEPです。

STEP1 なぜ「あがる」のか?

まず、「私は、なぜあがるようになってしまったんだろう?」と考えてみました。

ただ「人前が苦手だから」で終わらせるのではなく、
「何が怖いんだろう?」
「何を失敗したくないんだろう?」
「何をそんなに気にしているんだろう?」

と、自分の内側を見ていきました。

すると、自分でも気づいていなかった考え方や思い込みが、少しずつ見えてきました。

もちろん、ここで出てくる答えは人それぞれです。

だからこそ、「あがり症だから、この方法!」と決めつけるのではなく、自分の「あがる理由」を知ること。

これが最初のSTEPです。


STEP2 なぜ「あがること」が気になって、落ち込むのか?

次に考えたのが、「私は、なぜあがることを、こんなにも気にしているんだろう?」ということでした。

「あがってしまう」ことそのものだけではなく、「あがった自分をどう思っているのか?」ここを考えてみたのです。

例えば、

「あがったら恥ずかしい」
「ちゃんとできない自分はダメ」
「人から変に思われたくない」
「失敗した自分を認められない」

など。

もしかすると、つらさの中心にあるのは「あがること」そのものではなく、あがった自分に対する自分自身の評価なのかもしれません。

ここも、人によって違います。

だから、誰かのHOW TOをそのまま当てはめるのではなく、「私は、なぜこんなにも落ち込んでいるのだろう?」と、自分に問いかけてみる。

これが2つ目のSTEPです。


STEP3 本当は、どうなりたいのか?

そして、私にとって大きな転換点になったのが、これでした。「私は、本当はどうなりたいんだろう?」

ここまで私は、「どうしたらあがらないか」ばかり考えていました。でも、よく考えてみたら、あがらない状態になったらそれでいい?本当にそれがゴールなの?

と思ったんです。

本当は、「自分のやりたいことをやりたい」「自分の考えを伝えたい」「もっと自由に生きたい」「人の目ばかり気にせず、自分の人生を歩きたい」「自分軸の人生を歩みたい」

どんどん出てきました。

そこで初めて、「緊張しないようにすること」ではなく、「私はどう生きたいのか」に目を向けられるようになりました。

すると、不思議なことに、少しずつ行動が変わっていったのです。

今までなら、「緊張するかもしれないからやめておこう」となっていたことも、「本当はやりたい。じゃあ、やってみよう」と思えるようになっていきました。


克服にこだわらない

また、克服にこだわらないことも大切です。

「あがり症を克服する」と言っても、そもそも何をもって「克服」とするのでしょうか?

人前でまったく緊張しなくなったら克服?
声が震えなくなったら克服?
人前で話せるようになったら克服?

緊張することがあっても、自分のやりたいことができているならそれでいい。シンプルに考えよう!

(難しく考えているのは自分自身。もっと簡単に!もっとシンプルに‼)


あがり症克服の道は、右肩上がりの一直線ではない

また、あがり症を何とかしようとすると、「今日はできた!」「昨日より緊張しなかった!」と、少しずつ右肩上がりに良くなっていくイメージを持つ方がいます。

でも、実際はそんなにきれいな一直線をイメージするようなことでもないんですよね。できる日もあれば、できない日もある。そんなもんです。

だからこそ、「またあがった。私はまだダメだ」と落ち込むのではなく、「今日はあがったけど、私は何をしたかったんだっけ?」と、自分が大切にしているこことに意識を戻してみてくださいね。

そして、ある日ふと、「あれ?最近、あがることを前ほど気にしていないな」と気づく。

さらに、

「そういえば、やりたかったことをやれている」
「自分で決めたことを、自分なりに楽しめている」

そんな状態を目指してほしいと思っています。

本当に目指したいのは「あがり症に支配されない人生」

「あがり症を治したい」そう思うことは、もちろん悪いことではありません。でも、そこだけをゴールにしてしまうと、

「まだ緊張する」
「まだあがる」
「まだ治っていない」

と、いつまでも「あがり症があるかどうか」を確認し続けることになってしまうかもしれません。

だからこそ、「私は、本当はどうなりたいんだろう?」と考え続けること!あがり症を「克服した!」と宣言できる日を、必死に待つ必要はありません!


あがり症に悩んでいるあなたへ

もし今、「いろいろな方法を試してきたけれど、結局どうしたらいいのかわからない」

「緊張しない方法ばかり探してしまう」
「またあがるのではないかと考えて、やりたいことを諦めてしまう」

そんな状態なら、一度立ち止まって、「私は、本当はどうしたいんだろう?」と考えてみませんか?

あがり症をなくすことだけが、ゴールではありません。あなたが自分の人生をどう歩みたいのか。その答えを一緒に探していくことも、あがり症との向き合い方の一つです。

私は、あなたが「あがり症を克服すること」だけではなく、「自分の人生を、自分らしく歩いていけること」を大切にしたカウンセリングを行っています。

もし一人ではなかなか答えが見つからないと感じたら、ぜひ一度お話しください。