他人を許せない本当の理由〜心境の変化のプロセス〜

こんにちは。
心理カウンセラーの田中ここみです。

今日は、「人を許せない本当の理由」について書いてみようと思います。
そしてもう一つ。
そこからどんな心境の変化があったのか。

そのプロセスの中に、悩みを解決するヒントがたくさんあるなあと感じたので、シェアします。

実は私、過去に夫を憎んでいた時期があります。

夫婦なので、よくあるケンカ…というレベルではありません。
ある「事件」がありました。

(事件については、またいつか書きたいと思います。今日は本題ではないので伏せますね(笑))

当時の私は、その出来事をずっと恨んでいました。

でもあるとき、ふと「このまま人を恨み続ける人生はちょっと嫌かも…」

誰かに言われたわけではありません。
自分の中から、ふっと出てきた気持ちでした。

今振り返ると、その気持ちをスルーしなかった自分に「ありがとう」と言いたいです。

それまでは、夫を憎むことで「私は悪くない」「私は被害者だ」

そんなエネルギーを燃やして、前に進んできた。

メラメラした怒りを、力に変えていた。

でも、時間が過ぎてみると…

なんだか少し、滑稽……。

もったいない時間だったなあ、という気持ち。
後悔なのか、罪悪感なのか。ちょっと説明しにくい、不思議な感覚。

でも今なら思える。「あの時間も、私に必要だったんだよね」と。


怒りを感じている自分をしっかり認めて、そのことを許してあげたことで少しだけ楽になった気もします。

さて、本題です。

人を許せない本当の理由。

それは、その出来事を通して

「自分が何に傷ついたのか」

その中身。

私は、自分の大切な価値観が侵されたことに深く傷ついていたんだと。

そのことに気づいたとき、夫への恨みは、少しだけ存在感が小さくなりました。

もちろん、「もう許しました」なんて、きれいごとは言いません。

ちゃんと傷ついていたし、その事実は変わらない。

怒りの本当の中身は私の価値観。

例えば、

◇大切にされない感覚
◇理想の夫婦関係
◇自分にも人にも完璧を求めたい気持ち

どれも、私が人生の中で知らないうちに身につけてきた価値観。

きっと私は、そういう価値観を持つことで

「強くて、立派な大人になろう」

としていたんだと思います。

そう考えると、少しだけど腑に落ちるような、安堵のような気持ち。

そして何より、「許せない気持ちの中身」をちゃんと見ようとした自分

その勇気に、感謝の気持ちが湧いてきました。

最近は、こんなことも思います。

そもそも「許す」って何なんだろう?って。

よくわからなくなりました。

でも一つだけ、はっきり感じていること。

人を許せない気持ちが生まれたときは、

自分の大切な価値観に出会うチャンス

なのかもしれません。

そしてもう一つ。

あのとき私は、

自分の気持ちを見逃さなかった。
自分の気持ちをちゃんと感じた。

そして最後には、

その気持ちに「ありがとう」と思えた。

このプロセスを踏めたことは、本当に良かったと振り返ります。

私はずっと、大切にされたかった。

でも一番、自分を大切にしていなかったのは自分自身だったんですよね。

これからは、もっと自分を大切にして生きていきたい。と、思っています。

それが何よりも難しいですね……。

一緒に頑張りましょう!