「ずるい」という気持ちに罪悪感を感じていませんか?その心理と扱い方

こんにちは
自分らしさ回復カウンセリング
心理カウンセラー田中ここみです

日々カウンセリングをしていると、「ずるい」と感じた気持ちについて、のエピソードをよくお聞きします。

本当はそんなふうに思いたくないのに、つい人と比べてしまう。
そして、そんな自分に罪悪感を感じてしまう。

もし心当たりがあるなら、少しだけ立ち止まってみてください。

「ずるい」と思うことには、きちんと理由があります。
その背景と扱い方がわかるだけで、心の負担はずいぶん軽くなります。

ずるいの正体と背景

「ずるい」という言葉の中には、いくつもの感情が隠れています。

本当はうらやましい。
本当は自分もそうしたい。
でも、それを認めることが難しい。

だから私たちは、その気持ちをまとめて「ずるい」と表現しているのです。

では、なぜ「うらやましい」と素直に感じることが難しいのでしょうか。

そこには、これまでの人生でつくってきた自分ルールが関係しています。

例えば

・わがままを言ってはいけない
・ちゃんとしていないと嫌われる
・我慢するのが当たり前

自分はこのルールを守るために必死で頑張って、自分を厳しく律していので、他人の行動をみて、「わがままだ」「だらけている」「努力していない」と無意識下で思ってしまっているのです。

こうした自分ルールは、過去のあなたを守るために必要なものでした。親や先生に気に入られるため、友だちの輪に入るためなど、「生きるために」自分ルールが必要だったのです。

ただ、ここで一度だけ問いかけてみてください。

今、そのルールは自分の自分にも必要ですか?
苦しさにつながっていませんか?

もしかしたら、自分ルールは見直すタイミングにきているのかもしれませんね。

苦しい感情の手放し方

では、どうすれば手放していけるのでしょうか。

大切なのは、「ずるい」と思ってしまう自分を否定しないことです。

今までの自分ルールがあるから、それに反する出来事に心が反応しているんだね、とまずはその反応をそのまま認めてみてください。無理に我慢したり、考えないようにする必要はありません。

感情は押し込めるほど、形を変えて強く出てきます。だからこそ、「許す」「認める」という関わり方が大切になります。

ここで注意点!

自分ルールは、いきなり手放そうとすると苦しくなります。

「わがままを言っていい」
「我慢しなくていい」

そう頭ではわかっても、すぐにできないのはとても自然なことです。

なぜなら、それまでの自分ルールはあなたにとって“自分を守るため”だったからです。
一気に変えようとすると、「自分が守られない」=「危険」と察知してしまい、うまくいきません。

大切なのは、一気に変えようとすることではなく、少しずつゆるめていくこと。少しずつ「こうしてもいい」という許可を増やしていくことです。

少しくらい自分を優先してもいい。全部ちゃんとしなくてもいい場面もある。

そうやって選択肢が増えていくと、気づいたときには、苦しさがやわらいでいきます。

もしできそうであれば、こんな問いをそっと向けてみてください。

「本当は、どうしたい?」

すぐに答えが出なくても大丈夫です。
この問いを持つこと自体が、本音に近づく練習になります。

そして少しずつ気づきが出てきたときに、今の自分ルールを持ち続けるのか、それとも手放していくのかを、自分で選んでいく。

この“自分で選ぶ”というプロセスが、これからの自分を支える感覚につながっていきます。

最後に

「ずるい」と感じるのは、あなたが未熟だからでも、性格が悪いからでもありません。それは、これまで自分を守ってきた心の働きです。ただ、そのままだと苦しさが続いてしまうこともあります。

もし、
・人と比べてしまうのをやめたい
・自分の気持ちを大切にしたい

そう感じている方は、一人で抱え込まずにご相談ください。あなたのペースで、無理なく整えていくお手伝いをしています。