「~すべき」で苦しいあなたへ。自分に優しくすることが最強の「挑戦」を生む理由


こんにちは。
自分らしさ回復カウンセリング
心理カウンセラーの田中ここみです

日々、多くの働く方や責任ある立場の方のお話を聞いていると、ある共通の「心の癖」にぶつかります。

それは、「~すべき」「~しなければならない」という強い義務感です。

  • 社会人として、もっと成果を出すべき
  • 親として、完璧に家事をこなすべき
  • 弱音を吐かずに、強くあるべき

真面目で向上心がある人ほど、この言葉を自分に投げかけ、自らを鼓舞しようとします。しかし、もし今あなたが「なんだか毎日が苦しい」「頑張っているのに満たされない」と感じているなら、一度立ち止まってほしいのです。

その「~すべき」という思考が、実はあなた自身の首を絞め、本来持っている力を奪っている可能性があるからです。

「自分に優しくすること」は、怠けでも衰退でもない

「自分に優しくしましょう」とお伝えすると、多くの方がこうおっしゃいます。 「自分を甘やかしたら、ダメになってしまう気がする」 「自分に厳しくしないと、成長が止まってしまうのではないか」

日本人の美徳として「克己心(こっきしん)」や「自分を律すること」が尊ばれてきた背景もあり、自分に優しくすることを「怠け」や「衰退」だと誤解している人が非常に多いのです。

しかし、心理学的な視点で見れば、それは大きな間違いです。 自分を追い詰め、否定し続ける「自責」のエネルギーは、長続きしません。いずれ心はガス欠を起こし、燃え尽きてしまいます。

本当の意味で長く、高く飛び続けるために必要なのは、ムチを打つことではなく、「自分という乗り物」を大切にケアすることなのです。

大谷翔平選手に学ぶ「自分への優しさ」という土台

ここで、世界で活躍する大谷翔平選手を例に考えてみましょう。 彼の圧倒的な結果を見ると、自分に極限まで厳しい人のように見えるかもしれません。しかし、私は彼の土台には、人一倍「自分に対する深い優しさ」があると考えています。

ここで言う「優しい」とは、単に自分を甘やかすことではありません。 「自分自身を信頼し、一番の応援団として自分を認め、励まし続けること」です。

大谷選手がメジャーに挑戦した際、「二刀流なんてできるわけがない」「無理だ」と激しい批判を浴びた時期がありました。もし彼が「周囲の言う通りにすべきだ」と自分の考えや気持ちを否定していたら、これほどの活躍ができていたでしょうか?

批判の中でも挑戦を続けられたのは、「自分ならできる」と自分を信じ、挑戦する自分を一番近くで応援し続けた「自分への優しさ」があったからこそ。その優しさが、計り知れない努力を支えるエネルギー源になっていると考えることができます。

なぜ「優しさ」がないと挑戦は成立しないのか

実は、「挑戦行動」と「自分への優しさ(セルフ・コンパッション)」はセットです。

新しいことに挑戦すれば、必ず失敗や壁にぶつかります。その時、自分に厳しい人は「なんてダメなんだ」「もっとやるべきだった」と自分を攻撃し、再起不能なダメージを自分で自分に与えてしまいます。これでは、怖くて次の挑戦ができなくなります。

一方で、自分に優しい人は、失敗した時にこう声をかけます。 「今は苦しいけれど、よく頑張ったね。この経験から何を学べるかな?」

大谷選手の、インタビューをよく聞いていると、これと同じような型の内容を発言しています。「今日は打たれましたが、良い球もありましたし、次の試合で修正していきたいと思います」など。

自分という最強の味方がバックについているからこそ、人は安心して、次の行動に挑むのです。挑んで、うまくいく・うまくいかないを繰り返しますが、そこの隙間に必ず、自分への優しさが必要ですそれが、成長して結果を出すための、シンプルであり、最強の公式です。

比較ではなく「考え方のパターン」をマネする

大谷選手のような偉大な目標を持つ必要はありません。比べる必要もありません。 私たちがマネすべきなのは、彼の「行動パターン」や「考え方のパターン」です。

今日から、心の中の「~すべき」という声を、少しだけ横に置いてみませんか?

  • 「~すべき」と思ったら、「~したい?」と自分に聞き直す
  • 失敗した時は、親友にかけるような優しい言葉を自分にかける
  • 「できていること」を1つでもいいから認めてあげる

自分に優しくすることを怠けだと思わず、「未来の自分への投資」だと捉えてみてください。

自分に優しくする方法=心理スキルを身に付けたいあなたへ

もし、自分に優しくする方法がわからず、頑張り続けることしかできない時は、ぜひカウンセリングを頼ってください。一人で抱え込む必要はありません。

あなたが自分自身を一番の味方にし、活き活きとしたエネルギーで毎日を過ごせるよう、全力でサポートします。