こんにちは。
自分らしさ回復カウンセリング
心理カウンセラーの田中ここみです。
カウンセリングをしていると、「コミュ力」という話題になることがあります。
「話をうまく伝えることが苦手」「説明しているうちに、何を言いたいのかわからなくなる」と、「もっと楽なコミュニケーションをとれるようになりたい」と。
しかし、実はこれ、“コミュニケーションの問題だけではない”のです。
「ちゃんと伝えたい」
「誤解されたくない」
「相手に不快な思いをさせたくない」
そんな“優しさ”や“責任感”が強い人が抱えやすい、「頑張りすぎ」の問題です。
今日は、
「話がまわりくどい」
「相手が困った顔をする」
「ちゃんと説明しているのに伝わらない」
そんな悩みについて、心理的な背景と、コミュニケーションが楽になる考え方を書いてみようと思います。
よくあるお悩み
・話しているうちに説明が長くなる
・「結局何が言いたいの?」と言われる
・誤解されないように考えながら話すクセがついている
・会話のあとに「変なこと言ったかも」と一人反省会をする
・相手が困った顔をすると必要以上に落ち込む
もし心当たりがあるなら、あなたは人一倍優しくて、責任感が強い素敵な人なんだと思います。
「頑張りすぎない」“完璧なコミュニケーション”を目指さない
優しくて、責任感が強いあなたは、「完璧にちゃんと伝えよう」と、目の前に人にリスペクトをもって対応されてるのではないでしょうか?素晴らしいです。
そんな素晴らしい個性はそのままに、楽なコミュニケーションができる方法は、ズバリ、「頑張りすぎないこと」「完璧なコミュニケーションを目指さない」こと!です。
無意識に責任を感じている

本来コミュニケーションは、「心のキャッチボールが出来ること」が大切です。しかし、無意識のうちに、「ちゃんと伝えなきゃ」「相手を困らせちゃダメ」「誤解なく説明しなきゃ」という責任を、無意識に背負っています。
結果、言葉はどんどん増えていきます。
補足。
前置き。
言い訳。
確認。
空気読み。
結果として、「何が言いたいのかわからない状態」になってしまうのです。
だから必要なのは、
“100点の説明”ではなく、完璧ではない“60点くらいのキャッチボール”です。相手が受け取れないようなまっすぐの直球を投げる必要はなく、相手がとりやすいゆるいボールを投げることが最大のリスペクトであり、あなたの優しさと責任感が最大限発揮されるでしょう。
心地よい会話は「正確さ」より「安心感」

人は、完璧に説明してくれる人より、“安心して話せる人”に心を開きます。
実際、会話が上手な人ほど、
・全部説明しない
・適度に省略する
・わからなければ聞いてもらう
・沈黙を怖がらない
という特徴があります。
つまり、
「伝える責任」を抱え込みすぎていないのです。
逆に、完璧主義が強い人は、
“間違えてはいけない”
“ちゃんとしなきゃ”
という緊張が強く、頭の中で同時にたくさんのことを処理しています。
すると、
「これも言わなきゃ」
「補足した方がいいかな」
「誤解されたらどうしよう」
と情報量が増え、結果的に会話が複雑になってしまうのです。
これはコミュニケーションの能力ではなく“頑張りすぎ”が関係しているんですよね。頑張って「正確」を目指すより、ゆるい「安心感」を目指す方が、周囲との関係がうまくいくんですよね。
クライアントさんの実体験

以前、あるクライアントさんが、「もっとうまく話せるようになりたい」という悩みを抱えていました。無意識に「ちゃんと説明しないと評価されない」と思い込んでいたのです。
でも少しずつ、
「全部伝わらなくても大丈夫」
「会話の途中で止まってもいい」
「言葉に詰まってもいい」
と意識すること3ヶ月。
クライアントさん自身の内側に変化があったようです。
「心のキャッチボール」「相手がとれるボールを投げる」を意識したことで、周囲が優しくなったような気がする。と。
そのあと、こう続けました。
「実は元々優しかったのではないか」と(笑)周囲が優しくなったのではなく、元々優しかったけど、それを受け取る、自分の態勢が整ってなかっただけなのかも。と…。(笑)
あなたは、もう十分頑張っています

「ちゃんと伝えたい」「嫌な思いをさせたくない」そんな優しさと責任感を持っているあなた。自分を変えよう、コミュニケーション力をあげようとこれ以上頑張るのではなく、緩める方法へシフトしてみてはいかがでしょうか。
「うまく話すこと」より、「安心して話せること」がよい人間関係につながると思いますよ。
