「完璧な親でなければ愛されない」その執着、手放してみませんか?大切にしたい気持ちはそのままで。

こんにちは。
自分らしさ回復カウンセリング
心理カウンセラーの田中ここみです。

日々カウンセリングをしていると、「執着」という言葉が出てきます。今回は「子育てに関する執着」について書いてみようと思います。(特定の人のお話ではありません。)

もっと余裕をもって子育てを楽しみたいのに、肩に力が入ってしまい、いつも怒っている自分が嫌。気が付けば、子育ての正解を求めて、「こうでなければならない」という執着心のような感覚に支配され、このままではまずいと思って、カウンセリングに来られます。

まず、ご自身で「執着心」に気づけたことは素晴らしいです。何でも「気づく」ことから舵を切ることができます。

執着の正体

ズバリ、執着の正体は「恐れ」です。

自分自身が子どもの頃、純粋に憧れていた「家族像」。優しい親、何でも経験させてもらえた感謝。いろんな経験を経て、自分なりのよい「家族像」が頭の中で形成されます。その頭の中のイメージは、自分を支える目標でもあり、どんどん膨らむものです。それ自体は良いことですが、厄介なのは、無意識のうちに「こうでなければならない」という価値観が加わってしまっていること。


無意識に、「立派な親になりたい」「ならなければいけない」というプレッシャーを感じ、その奥には「立派な親にならない自分には価値がない」という「恐れ」が隠れている場合があります。この「恐れ」こそが執着の正体です。

子育ては思い通りにいかない

親になり子育てが始まると、思ってもみないことの連続。「何か違う」「劣っている」「こうなってほしい」など、心の中に小さな違和感が湧いて、どんどん、習い事や体験をふやす方向へ行動しがち。

そうすればそうするほど、子どもはイヤがる始末。本当は全力で子どもを愛したいだけなのに、立派な大人になってほしいという想いが心の奥でふつふつと湧き上がっています。

執着の不要な部分だけを手放す

執着が自分を苦しめていると気づき、「いざ執着を手放そう」としても、なかなかうまくいきません。間違いやすいのは、「子どもへの関心を違うことに向けよう」とすることです。

自分の趣味や仕事に没頭することにした。とあるクライアントさんは言いました。一時的には気がまぎれるような感じがするのですが、またリバウンドしてしまったのです。

そこで、何に執着しているか細かくみていくことにしました。

◇子どもを大切に想う気持ち
◇子どもの成功を願う気持ち
◇いい親でありたい
◇立派な親でなけばならないというプレッシャー
◇子どもの学歴を気にする親の想い
◇世間体
◇周囲との比較

そして、手放すものと大切にするものを分類したんです。
【大切にとっておくもの】
◇子どもを大切に想う気持ち
◇子どもの成功を願う気持ち
◇いい親でありたい

【手放すもの】
◇立派な親でなけばならないというプレッシャー
◇子どもの学歴を気にする親の想い
◇世間体
◇周囲との比較

無理に子どもとの距離を取ろうとしたり、気持ちを他で紛らわすようなことをすると、「大切にとっておきたい気持ち」まで手放しているような怖さが出てしまうのであまりおススメできないな。とセッションを通して改めて気づけた症例です。

気になるものは気になる。好きなものは好き。でも「こうでなければいけない」は、手放してしまっていいのです。

執着に気づいた、あなたへ

変わりたいのに変われない。執着しているとわかっていても、どうしても手放せない——そんな苦しさの中にいる方へ。

大切なのは、「不要な執着だけを見極めて、そこだけを手放すこと」です。子育てへの情熱ごと捨てる必要はありません。あなたの純粋な愛情は、そのままで十分に美しい。

親であること自体、自分そのものを無条件に認めることが近道です。

わたしはそんな、子育てに一生懸命なお母さんが、執着から自由になってもっと軽やかに生きられるよう、個別のセッションでサポートしています。「話を聞いてほしい」というだけでも大歓迎です。