こんにちは。
心の力を最大限に引き出すカウンセリング
心理カウンセラーのここみです。
皆さんは、
「もっとちゃんとしなきゃ」
「こんなことで疲れてるなんて、だめだ」
こんなふうに、何をするにも「〜すべき」「〜でなければならない」という思考がついて回っていませんか?
本当は少し休みたい、助けてほしい、そう思っても、「それは怠けている」と無理やり頑張っていることはよくあります。
なぜか、気づいていますか?

ズバリ、それは完璧主義が関係しています。
なぜなら、完璧主義の方は無意識のうちに、「ちゃんとしていること=自分の価値」だと信じている傾向があるからです。
そのため、「できていない自分」や「ゆるんだ自分」に強い不安や罪悪感を感じてしまうのです。
たとえ誰かに責められていなくても、自分の中の「理想の自分像」と比べて、常にダメ出しをしてしまう。
結果として、「〜すべき」「こうあるべき」が日常のあらゆる場面に現れ、心も体も常に緊張し続けてしまいます。
では、どうすればこの苦しい状態から抜け出せるのでしょうか?

それはまず、「〜すべき」と思うこと自体が、悪いわけではないと知ることから始まります。
完璧主義の背景には、
「ちゃんとしなければ人に嫌われる」
「迷惑をかけたら価値がなくなる」といった、
不安や恐れが隠れていることがよくあります。
だからこそ、いきなり「完璧主義をやめよう」と思っても、心はついてきません。
大切なのは、「こうすべき」と思っている自分の気持ちに、まず気づいてあげることです。
「そう思うのも無理ないよね」
「そうやってずっとがんばってきたんだよね」と、
まずは自分の中の声を否定せずに受け止めてみてください。
そうすることで少しずつ、
「こうでなければいけない」から「こうでもいいかもしれない」へと、心の柔軟性が育っていきます。
今日からできる、完璧主義をゆるめるための小さな実践

①「○○しなきゃ」を「○○してもいいかも」に言いかえてみる
たとえば、家に帰って「夕飯を作らなきゃ」と思ったとき。
でも体はクタクタ。
心も疲れている。
そんなとき、心の中でこう言ってみてください。
「今日はお惣菜でもいいかもしれない」
「コンビニで済ませても、生きてるだけでえらいよね」
口に出してもOKです。
最初は抵抗があるかもしれません。
でも、自分への小さな許可が心の緊張をゆるめてくれます。
②「本音ノート」で感情を吐き出してみる
夜、スマホを閉じて3分だけ。
ノートやメモ帳に「今日、なんかイラッとしたこと」「モヤモヤしたこと」を、誰にも見せないつもりでそのまま書いてみてください。
「あの上司、なんであんな言い方するの」
「正直、全部投げ出したい」
「私ばっかり頑張ってる気がする」
こんなふうに、理屈も正しさも抜きにして、本音を出してOK。
書くことで、自分の感情に「気づく→認める→解放する」の流れが自然に起こります。
③「一人反省会」ではなく「一人労い会」を開いてみる
夜になると、自動的に始まる「今日の反省会」──
あれもできなかった、もっとこうすべきだった…
そんなときは、あえて「今日よくやったこと」だけを振り返る時間にしてみてください。
「朝起きて、仕事に行っただけで十分」
「あの人に優しく声をかけられた」
「疲れてても、ちゃんと自分のペースを守れた」
どんなに小さくても、自分をねぎらう言葉を心に投げかけてあげてください。
「ゆるむ」ことじゃなく、「心の力を取り戻すこと」
完璧主義をゆるめることは、なまけたり、適当になったりすることではありません。
むしろ、自分の内側にある本当の力を取り戻すプロセスなんです。
誰かの期待に合わせるためじゃなく、「本当のあなた」として、人と関わり、穏やかに生きるために──。
小さな実践を、今日からひとつ。まずは「○○してもいいかも」から始めてみませんか?
がんばってきたあなたへ

「〜すべき」「ちゃんとしなきゃ」と、自分に厳しく生きてきたあなた。
それは、ずっとがんばってきた証でもあります。
でももし今、心が疲れきっているなら──。
それは「もっとやさしい生き方をしたい」というサインかもしれません。
完璧を目指さなくても、あなたには“人とつながる力”や“心の力”がちゃんとあります。
まずはそのこだわりを、少しずつ手放していくことから始めてみませんか?
心の力を取り戻す一歩を踏み出したい方へ

私が提供している「完璧主義卒業カウンセリング」では、「〜すべき」に縛られて苦しんでいる方が、本来の自分の力を取り戻し、安心して人と関われるようになるためのサポートを行っています。
はじめての方には、初回お試しカウンセリングも特別価格でご用意しています。
「話すだけでも少し心が軽くなった」と感じていただける方が多いです。
自分を変えるのではなく、自分をゆるし、自分とつながるための時間を、一緒に持ってみませんか?
あなたの心が、あなたらしく動き出すお手伝いができたらうれしいです。