こんにちは。
心理カウンセラーの田中ここみです。
今回は、お金の不安が強かったクライアントさんが、不安との向き合い方を変えてお悩み解決ができたお話をシェアして、心が少し楽になる視点をお伝えします。
(※個人が特定されないよう記述しています)
お金の不安が強い人の特徴
お金の不安を感じやすい人ほど、実はとても真面目で、しっかり者さんの傾向があります。
・無駄遣いしていないか
・将来に備えられているか
・人として間違っていないか
また、
「もし病気になったら」
「仕事がなくなったら」
「老後はどうなるんだろう」
素直でまっすぐな人ほど、未来の不安をリアルに感じてしまいます。
不安が強いのは、弱いからではありません。
ちゃんと考えられる力があるからです。
お金の不安は「心の奥底にある感情」からきている
ある方の例ですが、カウンセリングで丁寧にお話を聴いていくと、自分(クライアントさん自身)でも気づいていなかった思い込みが見えてきました。
そのクライアントさんは、こんな考えを強く持っていました。
・お金は大切にすべきもの
・お金は苦労して得る対価
・将来のために貯金しないといけない
この考えが良い悪いという話ではありません。
その考えの裏の奥底でどんな感情を感じているかがポイントになります。
クライアントさんが抱えていた奥底の想いは、
「お金がないと不幸になる」
「お金がないことはみじめだ」
というものでした。
心の奥底で「不幸になる事」「みじめな想いをすること」
↓
「嫌なこと」
↓
「危険なこと」
この流れを無意識で感じていて、それが「不安」となって苦しさを感じていました。
正しいはずの価値観が、生きづらさになるとき

そんな無意識の感情に気づかないまま、「嫌な想いをしないため」「安全に生きるため」に正しさを追い求めながら生き方を選択してきました。
「正しさ」はこれまでのクライアントさんの人生を守ってきました。
だからこそ、不安が強くなっても手放せなかったのです。
「ちゃんとしている自分が正解」
「安心するには、もっとお金が必要」
そうやって、いつも自分を守り&追い立てていたのです。
お金の不安と向き合い、前に進めた変化

カウンセリングでは、まず「不安をなくそう」とはしませんでした。
すると、お金そのものよりも、本当に怖かった、心の奥底の感情に気づくことができました。
「安心がなくなること」
「ちゃんとした自分が崩れてしまうこと」
それを恐れていました。
そこにクライアントさん自身が気づいたときが、ゆっくりといい方向に舵を切り始めた瞬間でした。
心が楽になる考え方

今までの価値観を全肯定し、その「気づき」にゆっくりと寄り添いました。
考え方や気持ちを変えようとすることなく、今まで自分を支えてきてくれ価値観に感謝するような感覚です。
自分を責めなくていい。
ダメ出ししなくていい。
そして、心が少し緩んだところで、新しい視点を迎え入れていきます。
お金の不安を軽くする新しい価値観を取り入れた
少しずつ、こんな考え方を育てていきました。
お金は「減るもの」ではなく「巡るもの」
・経験
・人とのつながり
・信頼
・安心感
お金は形を変えて、自分の人生に戻ってきています。
目に見えない資産も、確かに存在している。
数字では見えなくても、あなたの中にはすでにたくさんの資産があります。
そこにも気づいたとき、クライアントさんの顔つきが明らかに変わり始めました。
不安はなくさなくていい|不安を力に変える視点
不安は、なくすものではありません。
不安は、あなたを守ろうとするサインです。
向き合い方を変えると、不安はブレーキではなく、人生を丁寧に生きる力になります。
まとめ
もし今、お金のことで心が重くなっているなら。
それは、あなたが弱いからではありません。
ただ、無意識に感じている価値観が今のあなたには少し窮屈なだけです。
価値観は、今の自分に合う形へやさしく書き換えていくことができます。
安心は、外から足すものではなく、内側から育てていけます。
自分のペースで、少しずつで大丈夫です。
自分でも気づかない、無意識な思い込みに苦しんでいる方は、思いっきり吐き出す時間も必要です。
