こんにちは。
自分らしさ回復カウンセリング
心理カウンセラーの田中ここみです。
突然ですが、
「私はダメな人間だ」
「誰も私のことを理解してくれない」
「きっとうまくいかない」
こんな思いに囚われて、心が重くなることはありませんか?
実は、その苦しみの多くは「感情と事実を混同している」ことから生まれているかもしれません。今日は、心を軽くしながら生きるための、シンプルだけど強力なティップスをお伝えします。
頭の中で起きている事

朝、上司に挨拶したのに返事がなかった。そのとき、あなたの心には何が浮かびますか?
「嫌われているのかも」「何か悪いことをしたかな」「私って存在感がないんだ」
でも、ちょっと待ってください。
事実は何でしょうか?
事実は「挨拶に返事がなかった」だけです。
それ以外は、すべてあなたの感情や解釈が作り出したストーリーなのです。
◇上司は単に考え事をしていたのかもしれない。
◇体調が悪かったのかもしれない。
◇あるいは、上司はそういう人なのかもしれない。
ですよね。
私たちは日々、無意識のうちに「感情」を「事実」だと思い込んで生きています。そして、その思い込みが心を縛り、行動を制限し、人間関係を複雑にしているのです。
思い込みの怖さ

カウンセリングの現場で、何度もこんな場面に立ち会ってきました。
クライアントが「私は人から嫌われている」と確信していることがよくあります。でも対話を重ねると、それは「嫌われていると感じている」だけで、実際に嫌われているという証拠はどこにもない。むしろ、周りの人は気にかけてくれているのに、本人の心のフィルターがそれを遮断していたのです。
感情は、過去の経験や思い込みを通して、現実を歪めて見せることがあります。それは脳の自然な働きですが、その仕組みに気づかないと、私たちは自分で作った牢獄の中で苦しみ続けることになります。
これならできそう!―3つの問いかけ

では、どうすれば感情と事実を区別できるのでしょうか?心が重くなったとき、この3つを自分に問いかけてみてください。
1. 「今、何が起きたか?」―感情を除いた、カメラに映る事実だけを確認する。
2. 「それについて、私は何を感じているか?」―事実と感情を分けて観察する。
3. 「他の見方はないだろうか?」―一つの解釈に固執せず、可能性を広げてみる。
この問いかけは、すぐに完璧にできなくても大丈夫です。気づいたときに少しずつ試すだけで、心の風通しが変わっていきます。
あなたの感情は、間違っていない
最後に、
感情と事実を区別することは、「感情を否定する」ことではありません。あなたが感じていることは、すべて意味があり、尊重されるべきものです。
ただ、感情をそのまま事実だと思い込まなくてもいい。感情は感情として大切に受け止めながら、同時に事実は事実として見る。その両方を持てたとき、あなたの心には自由が生まれます。
感情に振り回されるのではなく、感情と共に歩む。そんな生き方ができるようになると、人生の景色は少しずつ変わっていきます。
あなたの心が、今日より少しでも軽くなりますように。そして、もし必要なときは、いつでも立ち止まって、自分の感情と事実を優しく見つめてあげてください。
